日々のまとめ

電気系学生から物理学徒へ

ブログ開設&高専に入って

ブログを初めて開設してみました。自分が考えた事や思った事を書き留めておこうと思ったからです。これからよろしくおねがいします。

〜何故高専に?〜

自分は今年の4月から上京し、今一人暮らしをしています。高専というところで5年間の刑期を終えて、晴れて東京にくることができたわけです。

そもそも何故自分は高専というところに進学したのでしょうか。

考えてみたら次のような要因が挙げられました。

1.理科と数学好きだしぃ〜、高専ってそれに特化してる感じだからぁ〜

2.なんかみんなは普通に高校受験して高校行くから、自分はなんかちょっと特殊なところに行ってみたいなぁ〜

3.就職強いらしいしぃ〜、学校でかいしぃ〜、なんか楽しそう〜

うん、こんな感じかな。自分の場合はこれら全て当てはまります笑

思い返してみると、こんな短絡的な思考で自分はある意味将来を決めてしまったんですね笑

こうして僕は無事?に工学系の道を進む事になりました。入学当初は高専生活に非常にわくわくしていたのを覚えています。中学生の時は理科や数学が得意だったので、

(高専ではどんなに素晴らしい事を教えてもらえるのだろう??)

と心をときめかせていたわけです。

まぁ、すぐに打ち砕かれるわけですが

〜あれ?思ってたんと違う〜

僕が高専に入学する頃、ちょうどガリレオというドラマが再放送でやっていました。それを見た僕は

(高専ではこんなことができるんだろうなぁ)

なんて今思えば愚か極まりない思考を巡らせていました。

まぁ、もう書かなくてもいいかもしれませんが、結論、すべて自分の誇大妄想だったわけです。

実際に入学して専門の授業を受けて感じたことは「思ってたんと違う」ってことでした。そりゃそうです。

よく考えてみると中学の理科って定性的な事しか教わりません。言い換えたら、定性的に教わってきた理科が理系のすべてだと思ってるわけです。それを高専に入っていきなり定量的な内容を教わって「これだ!これが僕のやりたかったことだ!」って思える人は少数派でしょう。(もしかしたらこう思ってるの自分だけかも笑)

事実多くの高専生は(これは高専生に限らないかもしれませんが)中学理科と高校理科の溝を埋めることができずに、「中学までは理科と数学得意だったのになぁ〜」って愚痴をこぼすわけです。

自分ももちろんその1人でした。今でも初めて専門で習った内容は覚えています。(直流と交流についてでしたねぇ、5年以上前の事を覚えてるほどショックだったわけです。)

こんなわけで自分はこの溝を埋めきれずどんどん専門の科目(電気系)が嫌いになっていきました。それと同時に成績も下がっていき、1年生の時はクラスで真ん中ちょい下くらいの順位でした。

〜2年生になって〜

2年生になってから僕の生活に転機が訪れます。恩師との出会いです。(k先生と呼ばせていただきます)

k先生は2年生の時の僕のクラス担任でした。

1年の段階で高専に失望し、完全に学校を舐め切っていた僕はなんどもk先生に叱られました。怒られる度に何度も落ち込みました。しかし、それと同時に「この人を見返したい。叱られるのではなく、褒められたい」と思うようになっていったのです。

k先生は物理学の研究者でした。(専門は超ひも理論宇宙論)

だから手っ取り早くk先生に褒められるためには物理のテストで良い点を取ればいいと考えたわけです。(勉強を始める動機なんてこんなもんなのかもしれないですね笑)

それからはずっと物理のワークを解いていました笑 やってるうちに前の自分にはできなかった問題とかが解けるようになっていきました。そうなったらもう勢いにのるだけです。

そんなこんなで物理を勉強するうちに、他の科目も理解できるようになってきました。

どうやら物理で定量的な事を学ぶうちに、先ほど述べた中学と高校の溝が埋められてきたのです。

同時に学校内での成績も上がりました。(2年の前期は上位10%程度)

それと同時に、初めは褒められたいがために勉強していた物理のことをどんどん好きになっていったのです。

(続く)